辞任

 あーあ・・・一番ダメな形で投げてしまったね、安倍さん。以前、選挙で負けたとき、私はブログで「ここで辞めずに続投して、中途半端で投げ出したら一番ダメージになる」と書いたけど、結局その一番悪い形で辞めることになってしまった。政治家が言を左右するのは、意図がある限り別にいちいち責めることではないけど、国民に「無責任」「頼りにならない」という印象を与えてしまったのは、政治家として取り返しがつかないだろうな。もう国民は当分、この人に重大な判断を託したいとは思わないでしょう(それ以前に、他の政治家がそう思わない)。辞任会見までねちねちと会談を断れらたことをなじるのも支離滅裂。小沢一郎も「何の関係があるんだ」という感じで、リアクションに困っていたぞ。

 とはいえ、心身ともに衰弱しながら政治というタフな仕事をするのは、本当に辛かったことでしょう。私も少しそういう経験があるから、安倍晋三個人には同情します。とにかく今はゆっくり休んでほしい。政治家生命は終わったでしょうけど、まだ若い。人生これからやで。やはり政治家は、神経図太くないとつとまらないのだろうね(亀井静香とか、絶対に鬱にはなるまい)。

 さて、自民党の後継はどうなるでしょう。順当に閣下だろうか。小泉の純ちゃんは・・・今出てくるほどお調子者ではないなあ。小泉チルドレンは、後ろ盾を失ってこの数ヶ月肩身の狭い思いをしてきただろうから担ぎたい気持ちはわかるけど、あれでけっこう策士だから、雰囲気だけでノコノコ出てくることはないと思う。