SQLで木と階層構造のデータを扱う(2)――経路列挙モデル

 「リレーショナル・データベースの世界」に「SQLで木と階層構造のデータを扱う(2)―― 経路列挙モデル」を追加しました。

 このモデルも、入れ子集合モデルに劣らずエレガントで面白いものです。前回は、ノードを面積を持った円に見立てましたが、今回は「ディレクトリ」に見立てます。そう、これは私たちが慣れ親しんだファイルシステムの階層管理方法を、ダイレクトにデータベースへ応用したものです。

 ファイルシステムも一種の木構造なのだから、その方法論がデータベースでも応用できることは、ある意味で当然のことです。でもこれを思いつくかどうかがまた「コロンブスの卵」的で面白い。どうぞお楽しみください。