専用と汎用

 DWH ベンダーの Netteza が第二世代マシンTwinFin をリリースしました。これまで同社の製品のコアだったインテリジェント・ディスク(SPU)を捨てて、CPU とディスクを分離し、かつインテルIBM の「ありもの」製品を組み合わせるという、アーキテクチャ的にはほとんど 180 度の方向転換をしています( Netteza 独自のハードとして残っているのは、アクセラレータぐらいではないか)。

 専用技術が時を経ると汎用技術の組み合わせに取って代わられるのは、IT 業界の歴史上つねにおきてきたことですが、一企業の製品でこんなに身代わりが速いのは前例がない。アーキテクチャとしては「普通のDBサーバ」に近いものになってしまったけど、一度成功したモデルを捨てるのは勇気のいることなので、これだけさくっと方針転換できるフットワークの軽さには感心します。企業規模が小さいとこういうときの決断が速いのが強みだ。