スマートな生活

 忙しかった仕事も、何とか着地点が見えるところまで収束してきました。3月に入れば峠は越えられそう。

 平日が仕事一色になると、掃除や買出しなどの家事全般ができないので、必然的に休日にそれらをまとめてやるという生活スタイルになりがちです。でもせっかくの休日までこういうルーチンワークで潰すのは、勿体無く感じます。特に洗剤とかゴミ袋とか「生活必需品なのだけど、別にショッピング自体が楽しいわけではない」買い物に割く時間が無駄だし、大量に買うと疲れる。

 まとめて買出しに出かけて、重い荷物持って帰ってきたら「あー、しまった乾電池買うの忘れた」とかなると、ただでさえ尽きかけている MP が完全にゼロになります。私はもともと自堕落な人間なので、こういうポカミスは多い。

 そんな忙しい人間にとって福音なのが、ネット通販です。前から日用雑貨の一部は Amazon楽天で買ってましたが、最近はさらにその種類が広がって、食品もOisixとかで買うようになりました。ペットボトルなど重いものも自宅まで届けてくれるのが便利。でも生鮮物の難しいところは、宅配ボックスが原則不可なことですね。これだと結局自宅にいないと受け取れないのだけど、こっちはそもそも自宅にいる時間がないから利用したいわけで、ミスマッチになっている。今の仕組みは、主婦がさらに楽をするための仕組みです。まあ主婦の効用が増えるのもいいことなんですが、私の効用も増やしてくれー。生鮮物も保管可能な宅配ボックスを発明してくれたら、イグノーベル賞あげてもいいと思う。

 そのうち、生活必需品については、在庫状態を家やマンションが自動管理するようになって、不足したら自動的にネットを通じて発注して荷物が届く、というインテリジェント住宅が主流になるでしょう。電力の世界では、IT と通信によって電力需給を自動的に調整する機能をスマートグリッドと呼んで、先進国、途上国とわず実現に取り組んでいますが、その住宅版(スマートホーム)です。きっともう三沢ホームや積水ハウスあたりが研究していると思いますが、これが実現されたら、ルーチンワークから解放されて嬉しい人は多いと思う。

 「楽しみとしての買い物」というのはなくならないにしても、買い物が全部が全部楽しいわけではないですしね。スーパーのレジに長蛇の列を作る現象も、スマートな世界では見られなくなる。