節電の切り札 〜この夏を乗り切るために〜

 電力不足による節電のため、にわかに東京では倹約生活が広がっていますが、実は節電が一番大変になるのは、冷房の電力需要量が増える夏場です。東京電力も「夏には東京都の千代田、中央、港の3区を除く20区でも本格的に計画停電を実施せざるを得なくなるだろう」と今から不吉なことを言ってます。

 節電みたいな「欲しがりません、勝つまでは」的なケチケチ大作戦は、歴史の大半を資源不足の中で過ごしてきた日本人の得意とする分野ではありますが、ただ我慢しているだけじゃストレスも溜まります。夏まで時間があることだし、節電に役立つ面白アイデアを今から考えておくのが得策でしょう。

 とりあえず私が提案したいのは、もしかするとこれだけで夏の節電いけるんじゃない? と思うぐらいの切り札。それは「Tシャツ・短パン・サンダル」の三点セットをビジネスウェアとして認める、というもの。これによる節電効果はクールビズとは比較にならないですよ。もしかしたら 8 月以外は冷房入れなくてもいいかもしれない。なお、Tシャツの代わりにアロハシャツ、短パンの代わりに海水パンツも可です。後者の場合は上半身裸も可。業後はプールへ直行です(どうせその頃にはサマータイム導入されてるから、夕方には終業です)。

 この方法のいいところは、誰も損をしないことです(強いて言うならスーツ業界は売り上げが落ちる。クールビズの導入時もネクタイが売れなくなったように)。

 今回の震災が未曾有の国難とはいえ、毎日家にこもって NHK ばかり見ていると被災したわけでもないのに鬱病になっちゃいます。皆さんも「これぞ!」という節電方法を考えたりして、そろそろ明るく乗り切るモードに切り替えましょう。