パンの木

 こないだ近所を歩いていてびっくりしたこと。
 うちの近所の街路樹に、なぜか「パン」がなっている・・・これがあの楽園に咲くとうわさされるパンの木か・・・というしょうもない冗談はさておき、近寄って観察してみると、どこからどうみても「山○パン」にしか見えないパン(その独特の楕円を崩したような形状と大きさから判断するに、ジャムパンとの説が有力)が、枝と枝の間にボンッ!と挟まっている。

 何じゃこりゃあ、と首をひねりながら歩くことしばらく、おそらく近所に住む人が鳥の餌用に置いたのだろう、という結論に達しました。私の近所は、都内の割に緑が多く、鳥もけっこう色んな種類が飛んできます。私の部屋の窓の前は大きな寺の庭なので、初春にはウグイスなんかもよく鳴いてる。まあ餌をあげる人がいてもおかしくないか、と一応納得してその場を立ち去りました。

 もっともその後おなじ場所を通りかかっても見かけないから、ただ捨てられていただけかもしれないけど・・・。それにしても妙な光景だった。

 この町ともあとちょっとでお別れです。といっても引越し先は歩いて15分なので、生活圏は半分ぐらいかぶっているのですが。