あれ・・・知らないうちに

 自民党正しい方向を向いている。せっかく良い方針転換をしたのだから、もっと大々的にアピールすればいいのに。「小さな政府」という言葉を使いたくないとか、まだ小さいことにこだわっているあたり再生の道も遥かだけど、とりあえず一歩を踏み出したことは評価できます。あとは手遅れでないことを祈るばかりです。「無駄なことをしない」という最小国家路線を進むと、自ずとこれまで最大の支持層だった農協と老人と地方の票を失うことになるのですが、今更元の自民党に戻れないことは、本人たちが一番よく知っているでしょう。人間、メタメタに叩きのめされないと分からないこともあります。

 民主党を「国家社会主義政党」と呼んだのは、過激だけど的確な表現です。麻生政権末期のネガティブ・キャンペーンの時にも思いましたが、自民党は案外、辛辣な野党としての素質があるんじゃないか。現政権の子供手当てや国債乱発の政策を見ていると本当に腹が立つので、もっとネチネチ言ってやってください。