デスつ祭り

 今世紀最高のテレビドラマとの呼び声も高い『デスパレートな妻たち』サード・シーズンがレンタル開始になったので、早速1〜4巻を借りてきて、夕飯を食べながらのデス妻鑑賞会を大々的に開催。

 うーむ。

 おおおそうきたか。ああノーラ・・・いくらいけ好かない奴だったからってそんな・・・。

 頑張れリネット、僕らがついてる。ガブリエルにもきっといい未来が開ける。この二人は今シーズンは大丈夫そうだ。ブリーは・・・3期連続で嵐の渦中だけど、あなたならきっと乗り切れる。としか言いようがない(この人が毎回一番酷い目にあっていていつも同情してしまう。メンバーの中で一番悪いことしていないのに。反対に結構悪いスーザンにはお仕置きが足りない)。

 どうやらシーズンごとに、ポールとメアリの家に引っ越してきた謎の新参者を中心に事件が展開していく、という構成がとられているようですが、今期のキーパーソンであるアート兄妹の役どころは、4巻までではまだ見えませんでした。今後注目です。私はセカンド・シーズンで主役をはったベティ・アップルワイドにほとんど一目ぼれだったけど、今回のアート君はどうだろうか。最終的にはそんな悪い人間ではない、と踏んでいるのだけど。

 しかしデス妻の何が凄いって、3期目だというのに中だるみを一切見せない緻密な構成力が凄い。どの巻のどの回を見ても面白い。『24』にしてもそうですが、アメリカの長編TVドラマのプロットの構成力にはいつも感心させられます。日本のドラマでここまで複雑な筋を破綻なく構成できた長期シリーズはないでしょう。この違いはどこから来るんだろう? 単純に脚本家の力量の差なのか、それとももっと構造的な部分に原因があるのか。ここ最近ずっと考えてる疑問です。それ以前に、日本では何シーズンにもわたる長期シリーズというの自体が少ないですよね。誰か日米のTV業界の事情に詳しい方、知っていたら教えてください。