世の中しらない方がよいこともある

 今年の冬休みは例年に比べ長い方ではあったものの、終わってみればいつもどおりあっという間でした。毎年やっていることは大して変わらないけど、今年も非生産的な過ごし方をしました。

  • 1日:近所の神社へ初詣。ついでにおみくじで見事「大吉」を引き当てる。去年は浅草寺で「凶」を引いたので、見事リベンジ。というか浅草寺、観光地なのに容赦ねー。普通「凶」とか入れる? 初めて日本に来た外国人観光客ガックリさせて帰らせちゃったらどうするの。もっとホスピタビリティを発揮していただきたい。家に帰って『銀魂』第3期を一挙放送。「インディペンデンス・デイ」と「世の中の染み汚れがよーく落ちるぞー」にゲラゲラ爆笑。
  • 3-4日:『ER』第5シーズンを一挙放送。ルーシーが簡単にリタリンを飲んでいるのに軽く驚く。『デス妻』でもリネットが連日徹夜の疲労を紛らわせるために飲んでいたけど、こういうドラマを見ていても、アメリカ人の向精神薬への抵抗のなさについては考えさせられる。日本人が健康ドリンク飲むのと同じ感覚なのかな。

 さて、昨年、生命保険の原価率を公表して物議を醸した出口治明 ライフネット生命社長がインタビューを受けています。舞台裏を暴露するこの行為は同業者から批判を受けましたが、別に法律違反ではないし、虚偽の情報を流しているわけでもないので、これを禁止する倫理的な理由も特にありません。ネットを利用することで低コストに抑える自社の強みをアピールできる手段なのだから、大いにやればよいことです。消費者にとっても、判断材料が増えるデメリットはありません。インタビュー内でも言っているように「約款と年齢別の保険料表」だって公表すればいい。そのぐらいやって初めて構造改革も端緒につくでしょう。

 ちなみに私は民間の生命保険には一切入っておりません。何度か入ることも考えて幾つかの商品を見たのですが、余計なオプションが多すぎるし、割りに合わないので結局入らないことに決定。保険は判断が難しい。