げに奇妙なるは現実

 昨日たまたま見た世にも奇妙な物語 秋の特別編は秀作揃いでした。前にみたスマップ特集のときは、中居君の大人免許と、木村君とキキキリンの秘密基地がすぐれものだったけど、今回もそれに劣らぬできばえ。特に以下の三つが素晴らしかった。見逃した方はDVDでもYoutubeでもいいから、絶対に見るべきですよ。

  • どつきどつかれて生きるのさ

 パートナー、と言われてみれば、確かに結婚だけではない。漫才のボケとつっこみもまさに配偶者と同じぐらい相性は大事でしょう。ボケが女で突っ込みが男、という発想は私には全然なくて、はっとさせられた。こういうセクシャリティって実際に漫才やってる人は感じたりするのだろうか? ハリー・ポッターをもじったあのコンビ名に爆笑が止まらなかったのは、私がオヤジになった揺ぎ無い証拠です。

  • 死後婚

 実は死後婚という風習は本当にある。中国にもあるし、日本でも山形や青森で冥婚と呼ばれている。絵馬をかけるのも作品と同じ。今後、未婚のまま死ぬ男女は間違いなく増えるし、意外にこの風俗が日本で一般化する可能性は捨てきれないと思う。あまりフカキョンの不思議キャラは生かされていなかったのがちょっともったいない。

  • 行列のできる刑事

 いや傑作。最高。シナリオライターの方、脱帽です。多分発想としては「行列のできる法律相談所があるならさ、行列のできる警察って企画はどう?」「お、それいいんじゃない。でも警察官にお世話になりたい人間てやっぱさ・・・」「とりあえず本当に行列させてみるか」というチープで軽いノリから生まれたのでしょう。うーん、やられた。頭の固い私にはこの発想は一生できない! 上司の巡査部長の「俺は信念もって生きてるから」に笑いが止まらなかった。